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【ブログ】手放しの時期について

こんにちは。沖縄ルート治療専門院、KUR鍼灸治療院です。
突然ですが、よく自己啓発や、何かを乗り越える時に、手放し、手放しとよく耳にすると思います。

でも、そう簡単に手放せましたか?
手放さなきゃと思うほどに、手放せない自分がダメなんだと苦しんでいる人もいるのではないでしょうか?

実はこれ、手放せる時期があります。

機が熟すという言葉がありますよね。


「機」とは

物事の起こるきっかけ。つまり「潮時」

「熟する」とは「十分な状態になる」こと。
この機が熟した時が、手放せる時期です。


もう少しわかりやすく例えると
木になっている果実は、十分に成長して
熟した時にポトンと地面に落ちますよね。

どういうことかというと…

嫌だと思った、傷ついた、苦しかった、私を傷つけたあの人を許せない

そんな気持ちを十分感じないと、落ちません

とことん感じきらないうちに、まだ十分悲しんでいないのに、手放そうとすると
今度は手放せない自分は心が狭いのかとか、人としてどうなのかとまた苦しむ。

こんな無限ループに陥ります。
あれ?苦しみのスタートはどこだったんだ?とスタート地点すらわからなくなる。

私も以前はそうでした。
でも、あの時、傷ついた自分の傷は目には見えないけれど
簡単に消えるほど簡単ではないから苦しいんです。

だからこそ

傷ついたことも、悲しい気持ちも、悔しい気持ちも、とことん感じてOK
というか感じるべきだと思います。
その時の自分、よく頑張ったな、もっと人を頼りたかったな、弱音も聞いて欲しかったな

たくさんの感情が出てくる。それでいい。
こうしたかった、こうして欲しかったを、これからしていけばいい

自分自身が、あの時の自分を、感じた感情を否定せず、
受け容れて、背中を押してあげる。

熟してないまだ成長途中の果実は、勝手に地面に落ちない(手放せない)からこそ
熟する(十分な状態になる)まで、思っていいし、悲しんでいいんです。

ちょうど、手放せる状態が出来上がった時に、潮時となり自然と落ちていきます。

無理して「こう思わなきゃ手放せない」ではなく、熟するまで待てばいい。

ただ、過去にずっといるのではなく
未来の自分がどうなっていたいか、どう在りたいのかも同時に考えておくこともポイントです。


十分感じるのは、未来の自分が笑顔でいるために必要なこと。
だからとことん悲しんでいい。
でも、その先にどう在りたいかがあっての、とことんやる今(現在)だと思います。

ただ悲しむのではなく、未来の自分のために今悲しむ、そんな順番ができた時に始めて
次に進めるし、今に感謝だな〜とか感じる瞬間になります。

私もとことん、弱い自分も含めて自分だと感じることができた時から
ちゃんと過去が過去になったなと思えました😃

精神的なストレスを胃に感じる人もいれば、他のところに感じている人もいる。
自覚がなくとも、筋肉や臓器にコリとして残っている。
それを取ることも、手放しへの第一歩となります。